【映画感想】4デイズ
前回の
スリーデイズに続いて
今回の映画は
4デイズ
です。
なんか
ややこしいですけど
別にシリーズものではなく、
全く関連性はありません。
さらにややこしいのは、
日本の公開日が
どっちも
2011年9月23日で
まるかぶり。
こういうことあるんですね。
まさかと思って
5デイズもあるんじゃないかと思って検索したら
これまたあって、
日本公開日が
2011年10月1日。
これ下手したら
同時期に
3デイズ、4デイズ、5デイズが
公開されていたということでしょうか。
で、さらに調べたら
2デイズも
6デイズも
7デイズも
ありました。
公開時期は違いましたが。
7デイズは
まぁ分かるんですけど
〜デイズって
結構ベタなタイトルなんですね。
と思ったら
4デイズというタイトルは邦題で、
原題はunthinkable。
…なんで
同日公開のスリーデイズと
似たような邦題を設定したのか…。
不運としか
思えません。
で、
簡単なストーリーですが
テロリストへの拷問
です。
いや、この映画のテーマを
もっと簡潔に言うと
拷問
です。
現代の拷問が
描かれています。
舞台はアメリカで、
え?
今のアメリカに
拷問ってあるの?
と疑問が湧きます。
当然拷問は違法なんですが、
テロリストが隠した爆弾、
それも核爆弾のありかを供述させるために
拷問を実行する
というもの。
多くの市民を救うために
やむおえない、という大義名分の元に
拷問が行われます。
どんな拷問かというと…
ほんとに拷問です。
CIAの拷問スペシャリスト(?)の黒人がやってきて
これでもかってくらい
拷問します。
電気ショックはもちろん
指も切ります。
テロリストの妻や子供にも
手を出そうとします。
主人公は、
そのテロリストに
核爆弾のありかを吐かせる担当をすることになった
FBIの女性で、
キャリーアンモスという女優さんで。
マトリックスの
トリニティーといえば
分かるでしょうか。
この映画では
理性的な役柄を演じています。
この映画、
テロリストが核爆弾を使って
政府を脅すんですけど、
そもそも
核爆弾をテロリストが個人で作れるのか、というのが
映画の中で議論されます。
その議論では結局、
個人でも核爆弾を作ることができる可能性はある
ということになって。
確かに
この世の中、
様々な分野で技術が上がって、
音楽にしても
CGアニメにしても
個人で
何でも作れるようになってきていると思います。
ただ
アメリカのように
銃の乱射が起きてしまう社会で
核爆弾が個人で作れちゃう時代が
本当にやってきたら
怖いこと
この上ないですね。
リアルに
隣人が北朝鮮状態な
わけです。
技術の進歩って
こういう面があるから
怖いです。
この映画では、
核爆弾が爆発すると
600~1000万人の市民の命が奪われる
と試算されて。
ハンパない数字で、
聞いただけで
うわぁ…ってなるんですけど、
こういう
映画にでてくる人命の人数って
昔より多くなってませんかね、
気のせいですかね。
ドラゴンボールの戦闘力も
ストーリーが進むにつれて
インフレが進んで
なんかもう数えるのが
面倒くさくなる感じがありましたけど、
この映画界の人命数のインフレも
どこまでいくんでしょう。
仮に
1000万人の市民の命が、
1000人に変わったとして、
映画を見てる観客のテンションが
盛り下がったとしたら
それはちょっとどうなんだろう…と思います。
そういや
映画の中に出てくるお金の金額も
上がってきてるような気がします。
1億,2億じゃもう
別にびびんなくなってませんかね。
昔私が小学生くらいのとき
カトちゃんケンちゃんごきげんテレビで
100万円当たるコーナーがあって。
当時は
100万円っていったら
相当な大金だったんですけどねぇ…。
デフレって
なんなんでしょうねぇ…。
この映画、
拷問のシーンが多く
あんまりCGを駆使してる感じでもないので
製作費、だいぶ抑えられてるんじゃないですかね。
の割には
最後まで
緊張感保って
見ることができました。
点数付けるなら…
70点でしょうか。
ラストが
実に
後味の悪い終わり方で…。
あまりの後味の悪さに
スタッフロールが終わるまで
見ちゃいました。
まだ最後の最後に
続きが隠されてるんじゃないの、みたいな
希望を持って。
そういや
FBIとCIAって
どう違うんですかね。
私の世代の特徴なのか分からないんですけど
FBIの方がミーハー心をくすぐられます。
でもCIAも凄いんですよね、きっと。
感覚的には
東大と京大みたいなもんなんでしょうか。
っていうか
それぞれ
何やってる機関なんでしょう。