【映画】Black & White/ブラック & ホワイト
今回の映画は
2012年公開の
ブラック & ホワイト
です。
最初に言っておくと
非常に
楽しめました。
85点かと。
ジャンルとしては
アクションコメディーなんでしょうけど
アクション 3割
コメディー 4割
ラブロマンス 3割
といったとこでしょうか。
ストーリーは
CIAの男2人が
ひとりの女性を奪い合う
という
かなり単純なもの。
その男2人というのは
ひとりが硬派なタイプで
もうひとりが軟派なタイプ。
おそらく
硬派がBlackで
軟派がWhiteで
Black & Whiteという
タイトルなのでしょう。
硬派な男を演じるのは
トムハーディ。
イアンソープと
プーチン大統領を掛け合わせたような男。
この映画では
イギリス出身の男として登場しますが
実際にイギリス出身の男。
そういや
この映画に限ったことじゃないですけど
ハリウッド映画って
イギリス人ネタが
たびたび出てきますね。
イギリス人=紳士、紅茶飲む、堅い
みたいなのが
ジョークの鉄板ネタとして
使われてるようです。
こういうのって
偏見と紙一重ですけど
別にイギリス人も本気で怒ってなく
ふざけて乗ってるような気がします。
血液型占いで
B型とA型が言い合うような
ものでしょうか。
いつか
日本人=真面目、融通が利かない、お人好し
みたいなジョークが登場しても
偏見だ!だなんて目くじらたてずに
笑って楽しめるように活用したいものです。
話飛びますけど
アメリカでは
「racist」(人種差別主義者)という言葉は
かなりシリアスな
侮辱語とされているような感覚があります。
日本だと人種差別主義者という言葉自体が
なじみのないものなので
そのインパクトが実感できないのですが、
言葉自体が見当たらないということは
アメリカと比べて人種差別が少ない社会
なのではないかと思います。
そして
イギリス人ジョークや
オーストラリア人ジョーク、
フランス人ジョークなど
アメリカには
いろんな人種ジョークがあるということは
それだけ人種の違いが
身近に感じられる国なのだなぁと
しみじみと思います。
あ、
もしかして
このアメリカ人が使うイギリス人ジョークの関係って
ブラジルとポルトガルでも
通用したりするのだろうか。
あぁ
映画に戻ります。
もうひとり男、つまり軟派な男は
クリスパインという
眉の濃いアメリカ人が演じます。
こういう
ちょっと軽い感じの役、
アメリカ人にやらせると
ほんとサマになります。
で、その二人の男が奪い合う女性の役を
キューティーブロンドでお馴染み(?)の
ウィザースプーンが演じます。
ハリウッドの
貫地谷しほりといった
ところでしょうか。
ウィザースプーンというと
どうしても私は
スピードスケートの選手を思い出してしまうのですが、
それは
ウォザースプーンだそうです。
まぎらわしい…。
さてさて
かくして
二人の男がウィザースプーンの気をひこうと
必死にアプローチをかけるのですが
それが面白く。
どう面白いかは観てもらった方が
分かりやすいと思うのですが
個人的には
硬派な男とサバイバルゲームをするシーンが
一番笑えました。
映画館で
観客と一緒に
笑いたかったです。
二人の男性が
一人の女性を奪い合うなんて
女性からしてみたら
気持ちの踊るシチュエーションでしょうから
デートで観る映画としても
最適だと思います。
お目当ての女性がいたら
一緒に観ることをおすすめしたいですが
もうとっくに公開終了してるので
DVDでも借りて頂ければと思います。
でも
部屋で二人で映画見る関係になってるなら
必要ないですね
ハハハ…。
さて
ここで
日本発見のコーナー、です。
最近見る映画の中に
日本の要素を
ちょいちょい見かけることがあるので
注意して
チェックしてみることにしました。
寿司バーと「さよなら」の2点が
ありました。
寿司バーは序盤に登場します。
ケンという名前の店員が
いらっしゃいませ〜とかけ声を上げてます。
「さよなら」は
「チャオ、さよなら」と
軟派な男が使ってました。
ついに「さよなら」が
イタリアのチャオに並ぶときが
やってきたんです!
ヤッター!
この映画が
飽きさせないのは
ウィザースプーンが
二人の
どっちを選ぶのか?
という一本筋の通ったテーマが
あるためです。
目標が
常に頭から離れないので
ストーリーを見失うことがありません。
紅白歌合戦における
紅と白のどっちが勝つかという
コンセプトの重要性と
似ています。
映画も人生も仕事も
目標を持つと
飽きにくくなります。
夢を持つことは大切、という
陳腐なメッセージの真意は
ここにあるかと。
さてさて
最終的にウィザースプーンが
どっちの男を選ぶのかについては
完全にネタばれになるので
書きませんが
私は
へぇ〜
そうなるのね
という感想です。
観てのお楽しみ。
あぁ
そういえば劇中で、
老夫婦(70代?)がパーティーでキスするのを
軟派な男が見て
あの年でキスか
と言ったひとことに
ちょっとビックリしました。
アメリカって
そういうの別に
不自然なことじゃないと
思ってました。
案外
国の文化の違いって
あるようでないんですね。