【映画】メン・イン・ブラック3

MIBと言われて

 あぁ
 メンインブラックね

と即座に答えられる人って
どのくらい
いるのでしょうか。

私の場合
MIまでいったら自動的に
MITが思い浮かびます。

アルファベット語圏って
こういう2,3文字の略語多いですけど
かぶる確率も
相当に高いと思うんですけど
今後どうするつもりなんでしょうね。

さてさて。

この
メンインブラック3は
2012年公開のハリウッド映画で。

メンインブラックと言えば
おおまかな
ストーリーは
言わずもがな。

ウィルスミスと
トミーリージョーンズの二人組が
やっかいな宇宙人を
倒していくという単純明快ストーリー。

この第3話で
ネックになるのが

 タイムトラベル

です。

ドラえもんで言うところの
タイムマシーンです。

とんでもなく悪い宇宙人が
トミーリージョーンズを殺してしまい
秩序が保たれなくなってた現代を直すために、
ウィルスミスがタイムマシーンで
過去に戻って
そのとんでもない悪い宇宙人を
やっつけちゃおうというもの。

ここでいう
やっつけちゃおうってのは
つまり殺しちゃおうってことなんですけど、
映画の中で
まんまKillって
言ってます。

Killなんて言葉
いくら映画とはいえ
そんなに気軽に使わないと思ってたんですけど
実際どうなんでしょうね。

宇宙人だから別にいいか、ってことなんですかね。

暴力的な表現をしたい場合
対象を宇宙人と
設定しとけば
ノークレームで済むみたいな
打算はないんでしょうか。

考え過ぎでしょうか。

まぁいいです。

トミーリージョーンズ、
この映画の宣伝の一環で
しゃべくり007に出てたんですけど
もうだいぶ
おじいさんになってて。

見かけが、というより
目つきが。

もともとこんな感じだったかな…。

いや
MI1,2の時はもっと
かくしゃくとしてた印象がある…。

もっと
映画の役柄に近かった印象がある…。

トミーリージョーンズ、
映画の中では
堅物で
厳格な上司を演じてるんですけど
そのしゃべくり007の時の様子や
日本のコーヒーのCMで
ちょっと気弱な役やってるのがちらついて
迫力が損なわれちゃった感があります。

こういうおじいさんは
ずっと威厳保っててほしいなぁ…。

いや、でも
毎日そばにいる人にとってみれば
ようやく
平穏な日々を迎えてるのかもなぁ…。

あぁ
どうでもいいことを
思い馳せてしまいました。

この映画で
印象的だったシーンは、
過去に行く直前に
タイムトラベルを担当する(?)宇宙人が

 その頃(1960年代)は
 まだ人種差別が強かったから
 気をつけろ

みたいなことを
ウィルスミスに伝えるシーンで。

そして
過去に行った後でも

 肌の色が黒いからって
 犯罪者だと思うなよ

みたいなことを
冗談まじりに言うシーンがあって。

世の中
冗談でも言っちゃダメなことって
あると思うんですが
人種差別については
こうやってエンターテイメントの場で
ジョークまじりに使われるようになったということは
だいぶ人種差別の現状も
だんだんと非日常になってきているんだと思います。

というか
そうであることを願います。

あと
これはもう
別にいまさら
言う必要もないんですけど。

もうCGに関して
驚くことってなくなりましたね。

この映画でも
NASAのアポロの打ち上げを
CG使って表現してるんですけど
もうどれがCGで
どれがCGでないのか分からなくて。

まぁたぶん
ほとんどが
CGなんでしょうけど

 あぁこれもCGなんだろうなぁ

と思う程度で
既にCGのファンタジックさを
楽しめない自分に
がっかりです。

でも
トミーリージョーンズの
若い頃の顔、
どうやって作ったんでしょう?

これもCGなんですか?

そっくりさん?

あれがCGなら
ちょっとびっくりです。

話はそれますが
先日TBSのBS番組で、
DigiCon6なる
映像作品の大会を観まして。

NHKのミニミニ映像大賞との
技術的なクオリティの差は
いったいなんなんでしょう。

今って
個人あるいは
少数部隊でも
ここまでCGを使えるんですね。

特に
アニメだったら
もう個人でトイストーリー1くらいが
作れちゃう時代が
来てるんだと思います。

音楽の方が
一足先に
アマチュアとプロの技術的な壁が
ほぼなくなりましたが
映像もそれに近い状態かと思います。

今後
アニメを作る労力と
漫画を書く労力が同じになったら
面白いです。

さてさて。

肝心のMI3ですが。

点数を付けるならば
70点。

可もなく不可もなく。

AKBの楽曲で言うところの
恋愛プレッシャーみたいな。

この映画の肝となるべきとこ、
観客が観たいと思うとこは
エイリアンの気味悪さだと思うんですけど
もはやPS3の映像に慣れきってる子供のように
どんなに精巧なCGエイリアン見せられても
ドキドキしません。

打ち上げ花火のように
最初は歓声が湧くのに
中盤になると飽きてくるのと似てます。

タイムトラベルより
もうちょっとパンチのあるイベントが
欲しかったところです。

そろそろ新しい要素を
加えないと
もうメンインブラックシリーズは
八方ふさがりなんじゃないでしょうか。

でも安定した人気&認知度もありますし
寅さん的に続けていくというのも手ですね。

個人的にMI4に期待
…はしてません。

トビーリージョンズの体調も考えて
もうこの3部目でおしまいで
いいんじゃないかと思ってます。

もしMI4が公開されるとしたら?

う〜ん
観るでしょね。

地上波で。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です