【映画】リアル・スティール

今回は
2011年公開の映画

 リアル スティール

です。

スティールよりスチールの方が
日本人にとっては
意味が直感的に
伝わったかと思います。

ストーリー…というか
何の映画なのか
簡単に説明しますと

 ロボットを戦わせる競技の映画

です。

要は
ロボコンの格闘技版
といったところです。

ストーリーとしては

 とあるきっかけで手に入れた
 ポンコツロボットが、
 苦難を乗り越えて
 世界最強のロボットと対戦するほどに
 勝ち上がっていく
 サクセスストーリー

です。

以前
どこかの映画館で
この映画の予告編を見たことがありまして、
その時は

 ロボットがリアルで
 面白そうだけど
 なんか暗そうな映画だな

という印象を受けました。

ロボット同士が
戦ってる映像が流れてたんですけど
そこが
ボクシングの会場みたいなところだったので
画面の色合いが暗かったんです。

緑か黄色が欲しい感じの色合いで。

でも実際に見てみたら
そういうシーンも確かにあるんですけど
それ以外のシーンは
いたって普通のカラフルでポップな色合いで。

映画の雰囲気も
重苦しさはなくて
スピルバーグ作品のようなポップさも。

と思ったら
実際にスピルバーグが総指揮を担当してました。

道理で。

主人公は
父と子の二人なんですけど
父親が
X−MENでお馴染みの
ヒュージャックマン。

相変わらず毛深いです。

髪は短髪なのに。

キウイみたい。

だからでしょうか
オーストラリア出身なのに
そこはかと漂う
ニュージーランド感。

息子役は
ダコダゴヨという
聞き慣れない名前の男の子。

ハリウッドの
濱田龍臣氏といった感じ。

ロボットの試合の後
彼が
ステージで
マイクパフォーマンスをするシーンがあるんですけど
そこでウルっとさせられました。

別に泣かせるような内容は言ってないんですけど
一生懸命さが伝わりました。

子役の枠を超えて
才能ある俳優さんだと思います。

ロボット映画は
CGの得意分野。

昨今のCG技術が
フルに活用されているのでしょう、
もうあまりに自然すぎて
CGのあら探しをすることを
忘れてしまいました。

ジュラシックパークから
何年経ったかわかりませんが
CGのあら探しをする必要がなくなった今、
晴れて
映画の内容そのものに集中できる日が
やってきました。

映画の中で
いろんなロボットが出てきます。

一番最初に
出てくるロボットは
あんまり強くないロボットとして
登場するんですけど
あれで十分強いと思います。

あと
重機がブンブン腕を振り回してるそばを
人間がうろついてるシーン多かったですけど
見てて危なっかしいです。

日本発見のコーナー!

今回の映画、

 かなり

日本が登場します。

主人公親子が保有するロボットとして
全部で3体登場するのですが、
その2体目が
日本製のロボットらしく。

その名がNoisy Boyと言います。

そして
胸のところには

 超悪男子

と漢字で書かれてます。

Noisyって
超悪って意味なんでしょうか?

そして両手に
LEDボードが取り付けられていて
そこに
漢字が表示されます。

その漢字、
数秒で切り替わるので
注意深くチェックしてみたところ
以下の漢字が。

 男子
 苦痛
 贖罪
 極楽
 大赦
 末期
 拷問
 聖所(?)

言葉のチョイスが
外人の着る漢字Tシャツのノリで。

意味が分かってないのか
それとも分かった上でふざけてるのか
よく分かりません。

さらに
このロボット、
音声で操作できるという触れ込みなのですが
初期設定は
日本語でしか反応せず、

 ミギ!ヒダリ! アッパーカット、ニカイ(二回)!

と子役の男の子が
片言でシャウトしてくれます。

ヒュージャックマンが

 どこで日本語習ったんだ?

と聞くと、息子は

 ビデオゲームで

と答えます。

そして

 日本製、最高だよ

と言ってくれます。

嬉しいのですが
最近の日本のゲーム、
アメリカのより面白いんですかね?

あともうひとつ、
日本人らしき男が登場します。

ラスボスである
ゼウスという世界最強のロボットのデザイナーとして

 タク マシド

というEXILEにいそうな青年が
登場します。

日本人…というか
日系人かもしれませんが。

あ、あと
3体目のロボットの名前が

 ATOM (アトム)

というのは
もしかして鉄腕アトムから
きてるのでしょか…?

以上
日本発見のコーナーでした。

この映画、
捨てられていた
ポンコツロボットが
だんだんと強くなって勝ち上がっていくという
いわば
ロッキー型のサクセスストーリーなのですが
このタイプのストーリーは
ラスボスとの戦いまで
だいたい定型的な流れで
話が進んでいきます。

しかし
ラスボスとの戦いの結末は
映画によって
変わってきます。

つまり
ラスボスとの戦いの結末が
数少ない
オリジナリティを発揮できる場所に
なるわけです。

自分が勝つのか。

敵が勝つのか。

それとも
引き分けか…。

そこは
さすがにネタばれになるので
控えます。

お楽しみに。

え、見る予定ないから
結末を知りたいですか。

では文末を
ご参照ください。

この映画、
点数を付けるならば
80点でしょうか。

面白かったです。

いきつけのラーメン屋さんで
いつもの美味しいラーメン食べてるような感覚です。

あと
3Dで見たら
もっと面白かったかもしれません。

一点、
映画の中の会話で
よく理解できない所があって。

ロボットバトルの賭けの元締め役の男に
何か侮辱的な言葉を
言うシーンがあって。

日本語訳だと

 ダチ公、ニイちゃん

となってるんですけど
その英語が
いまいちハッキリ聞き取れなくて。

ネットで調べたら
どうも

 home boy、homo-boy

ということらしいです。

最初のhome boyで
馴れ馴れしく話しかけてイラっとさせ
二番目のhomo-boyで
ゲイ扱いして怒らせて、と
そんなとこでしょうか…
推測ですけど。

【以下、ネタばれ】

最後、
敵のゼウスが
判定勝ちしたことに対して
観客が大ブーイングしてましたけど、
前半でのダウンの回数とかを加味すると
わりと妥当な判定なんじゃないんでしょうか。

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