Youは何しに日本へ、にでてくるアメリカ人

テレビ東京の番組で

 Youは何しに日本へ

というのがあるのですが
要は日本に来る外国人に
インタビューしちゃおうという趣旨の番組。

一昨年あたりから増えだした
「日本」や「外国」を意識した番組群の
さきがけ…か
そのブームを後押しした番組じゃないかと。

サッカーの試合で

 浦和レッズ v.s. 大宮アルディージャ

なんて埼玉県民以外には
さして興味なかったりするのに
日本代表戦になると
急に視聴率が上がります。

浦和対大宮の勝敗は
別にどうとも思ってなかった人でも
日本代表が負けると
まるで自分が負けたかのような
イヤーな気分になります。

勝つと
まるで自分が勝ったかのような
ウキウキした気分になります。

浦和対大宮と
日本代表戦が違うのは
その人の所属と関連してるかどうか、です。

自分の所属が絡んでくると
人は急に興味を示します。

逆に考えると
人を引き付けるには
どうにかして
その人の所属と
関連させればいいんです。

どうにかして
その人に「当事者意識」を
芽生えさせればいいんです。

そういう意味だと
日本代表戦というのは
視聴者全員が当事者になれるので
コンテンツとして面白いのは当然です。

だんだんと
野球よりサッカーの方に
競技人口、ファン人口がシフトしているのは
サッカーの方が
代表戦を頻繁にやるからじゃないかと。

あ、
話がだいぶずれました。

先述の
Youは何しに日本へ、なんですけど
日本をテーマにしてるので
サッカーの代表戦と同じく
視聴者に当事者意識が芽生えやすく、
しかも
出てくる外国人は
日本に来ているくらいですから
好意的な発言が多いので
あたかも
自分が褒められているような
至福のひとときを味わえるんです。

それがこの番組の旨みというか
人気の秘訣かと。

あと単純に
海外の人の文化を知るのが意外性があって楽しい、
というのもありますが。

で、インタビューでよく見るシーンとして
ひとつ気になったのがありました。

インタビュアーが

 どこから来ましたか?

と聞くと

 パキスタン

とか

 ロシア

とか答えるんですけど
アメリカから来た人に聞くと

 オハイオです

なんて
州名で答えるんです。

 アメリカ(US)です

って答える人が
意外なほど少なく。

あれ
どういう感覚してるんでしょう。

外国で「どこから来ましたか?」って聞かれたら
普通 国名で答えませんか。

オハイオ州がどこにあるか
日本人でも知ってると
本気で思ってるんでしょうか。

それでも
ニューヨークです、とか
カリフォルニア州です、なら
まだ分かるんですけど

 アラバナです

なんて言われた日にゃ
んなとこ知らねーよと言いたくなります。

アメリカ国内で
「どこから来ましたか」と聞かれたなら

 アラバナです

でOKですが
海外で聞かれたら
まずは

 アメリカです

と答えるのが
通常の感覚だと思うんです。

これが
アメリカならではの
自意識過剰なのか…?

もしかして
アメリカの人は
全世界を国内だと思っているのか…?

それとも
ひょっとすると
アメリカという国は
本当にユナイテッドステイツで
国というよりも
独立した州の集まり、という感覚なのか…?

いやしかし
そうだとしたら
あの

 USA! USA!

の一体感ある掛け声は
なんなんでしょう。

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