【映画】ニューイヤーズ・イブ

今回は
2011年公開の映画

 ニューイヤーズ・イブ

になります。

イヴじゃなくて
イブなんですね。

どうでもいいですけど
日本語に
ヴって必要ありますかね。

ニューイヤーズ・イブ、
日本語で言えば
大晦日です。

タイトルから分かるとおり
この映画は
大晦日がテーマなのですが、
大晦日は大晦日でも
世界的に注目される

 ニューヨークの大晦日


舞台になっています。

ニューヨークの大晦日と言えば
タイムズスクエアの
あのカウントダウンと
紙吹雪が有名です。

まさにあそこが
舞台となります。

私は行ったことはないですが
毎年ニュース映像で見るので
どんな感じかは予想できます。

ただ、
ニュース映像で見る以上の知識がないので
どのくらい盛り上がるもんなのか、
どんな感じの進行なのか、
漠然と興味を持ってました。

ですので

 この映画で
 ニューヨークの大晦日を
 疑似体験できる!

と思い
わくわくして見ました。

この映画、
8組のドラマが
それぞれバラバラに進行します。

つまり
大晦日の12月31日に
ニューヨークのタイムズスクエア周辺で起こる8個のドラマを
平行して見ることができます。

渡る世間は鬼ばかり方式、あるいは
三谷幸喜監督の
有頂天ホテルと同じ方式かと。

有頂天ホテル
見たことないですけど
多分そうですよね。

そして
この方式のストーリーとして
お約束ですが、
8個のドラマが
要所要所でリンクします。

登場人物は
もうほんと色々でてきます。

大物だと
ロバートデニーロもでてきますし、
さらには
ロックスター役として
ジョンボンジョビまで登場します。

えらく
いい歌声の役者さんだなぁと思ったら
これが噂の
ジョンボンジョビなんですね。

どうでもいいんですけど
ジョンボンジョビと
きゃりーぱみゅぱみゅって
どっちが言いにくいんでしょうね。

それから
先日紹介した
「かぞくはじめました」で主役を演じた
キャサリン・ハイグル(女)と
ジョシュ・デュアメル(男)が
両方登場してきます。

役柄も
キャサリン・ハイグルが料理人で
ジョシュ・デュアメルがモテ男
という設定で共通してます。

残念ながら
二人が直接絡むことは
ありませんでしたが。

ていうかこの
モテ男役のジョシュ・デュアメル、
実生活もモテ男で
あのファーギーと結婚してるんですね。

ん?ファーギーをご存知でない?

ぎゃーぴー鳴く人形(ファービー)
じゃないです。

ブラックアイドピーズという
人気ユニットの女性ボーカルです。

8個のドラマが見られるということは
それだけ多くのニューヨーク市民の生活文化を
見ることができます。

そのひとつに
レコード会社の職場のシーンがあるのですが、
そこで働く上司が
勤務時間中にパソコンで
アングリーバードというゲームやってるんです。

実力社会のアメリカにも
こういう
なんで昇進したか分からない上司って
存在するんでしょうか。

にしてもニューヨークって
ほんとに
人種のるつぼなんですね。

いろんな人種の人がいます。

8個のドラマが同時進行していくので
それだけ登場人物も
たっくさんでてくるんですけど
色んな人種のおかげで
ひとりひとりが区別しやすく
混同することがありませんでした。

よく

 アジア人は
 似たような顔に見える

と揶揄されますが
確かにアメリカにいる人たちは
肌の色、目の色、髪の色、と
見た目カラフルなので
見分けが
つきやすいと思います。

しかも
白人に限って言えば
顔の各パーツと肌の色とのハイライトが
クッキリしてるので、
悔しいんですけど
確かにアジア人と比べて
一人一人の見分けが
つきやすいと思います。

黄色人種が誇れるのは
若く見られる期間が
長いということぐらいでしょうか。

まぁそれで十分ですけど。

この映画で初めて知ったのが

 ボールドロップ

でした。

カウントダウンの際に
電飾で飾られた大きなボールが
タイムズスクエアの屋上から
ゆっくりと落ちていく、という
いまいち趣旨の分からないイベントがあって
それを

 ボールドロップ

と呼んでいるそうです。

ただ
ニューヨーク市民にとっては
大切なイベントで、
大晦日の象徴といった感じ。

映画を見た感触からすると
ひょっとしたら
日本の除夜の鐘より
ビッグイベントかもしれません。

日本発見のコーナー!

タイムズスクエアの
電光掲示板に
久しく輝いている

 TOSHIBA

の赤い文字。

この映画は
そのタイムズスクエアが舞台ですから
当然TOSHIBAの文字を
何度も何度も
見ることになります。

これって確かに
宣伝効果ありますねー。

タイムズスクエアに広告を出すということは
世界に広告を出すということなんですね。

アメリカが世界の中心である限り
宣伝効果は抜群です。

でも
最近だと
渋谷のスクランブル交差点も、
現代日本文化の象徴として
海外映画やニュースに
でてくることが増えてきましたし、
外国人も多く観光しますから
あそこも
タイムズスクエアと似たような広告効果が
あるのかもしれません。

多分海外の人が

 日本で流行ってる最先端のモノ

を探そうとした場合、
まず最初に渋谷に行くと思うので、
海外に日本の文化を広めたい場合は
まず渋谷に広告を出すというのが
効果的な戦略かと考えます。

そういや
タイムズスクエアの広告、
TOSHIBAの下に
TDKもありました。

TDKも日本の企業なんですよね。

がんばれー。

映画の中で
タイムズスクエアのステージで
女性シンガーが
歌を歌うシーンがありまして。

もちろん英語の歌なんですけど
どうもメロディーに
聞き覚えがありまして。

なんだっけこれ…と
考えて
ハッとしました。

蛍の光でした。

図書館なんかの閉館前に流れる
あの蛍の光です。

ウィキペディアで調べたら
あれってもともとは
スコットランド民謡なんですね。

これ常識なんですか?

知りませんでした…。

この映画に
点数を付けるとすると…
70点…ですかね。

8組のドラマが同時進行するので
飽きることはありませんでしたが
かといって
ドキドキもあまりなく。

コメディというわりに
ゲラゲラ笑えるというわけでもなく。

ニューヨーク市民の
大晦日の悲喜こもごもを観察できる
という楽しさはありましたが。

あと
毎年
新年明けてニュースで流れる
あのタイムズスクエアの大晦日イベントが
こういうものだったんだ、と
勉強になりました。

タイムズスクエアの大晦日イベント、
見ててなんだか
楽しそうです。

ああいう
バカ騒ぎって好きです。

この映画を見て
自分もいつかは参加してみたいなぁ、と思いました。

これから参加する予定の人の
予習にもなると思います。

それから
ラストのエンディングで
NGシーン集が流れますので
お楽しみに。

コメディ映画のNGシーンって
楽しくて好きです。

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