バロットを試食(閲覧注意)
世界には多くのゲテモノ料理があります。
しかし、それらは
現地の人にとっては
ゲテモノでも何でもなく
日常的に食べられているものであります。
納豆やタコの刺身も
他国の人にとっては
ゲテモノだったりするでしょう。
イナゴの佃煮や蜂の子も
慣れてない人にとっては
間違いなくゲテモノでしょう。
そしてフィリピンにも
え、何これ…
という食べ物がありまして。
それが
バロット(balut? balot?)
であります。
5年前にセブ島に来た時に
ルームメイトの韓国人が教えてくれて、
最初その写真を見たときは
ガチンコドン引き(ドン引きの最上級)だったのですが、
人間怖いもの見たさってあるんですね。
せっかくフィリピン来たんだし
一度くらい食べてみようかな…
という気になってきまして。
いや、そのバロットって一体何よ
と思われるかもしれませんので
説明するべきなのですが
説明するのも躊躇します。
「バロット フィリピン」
で画像検索すると
とんでもないことになるので
閲覧注意です。
wikipediaの説明によると
孵化直前のアヒルの卵を加熱したゆで卵
とのこと。
この孵化直前というのが肝(というかキモ)で、
ちょっとヒナになりかけてるゆで卵なんです。
ひゃー。
茹でられてる時
苦しくなかったのかな…。
慣れてない人間からすると
悪趣味としか言いようがない調理法…。
それを言い出したら
フォアグラだって相当悪趣味だとは思いますが…。
ちなみに
ニワトリじゃなくて
アヒルだったのか…。
で、
フィリピン人の先生と遊んでた時に
ノリで食べることに。
普通に
路上販売してました。
ほかほかして
あったかい…。
殻をむきます。
汁(羊水?)で満たされています。
酸っぱいソース(?)をかけます。
この酸っぱいソースが
ちょっとメンタル的な気持ち悪さを助長…。
動画も撮ったんですけど
いいですよね、見たくないですよね。
味はですね…
ゆで卵っちゃーゆで卵なのですが
ちょっと鶏肉になってる感じもあります。
ほんとに
孵化直前らしく
ゆで卵と鶏肉の中間です。
美味しいかと言われると
正直美味しくはありませんでした…。
というか味わう余裕はなく
早く胃の中に入れたかったです。
バロットはビジュアルのグロテスクさが強烈なので
ドン引きしてしまいますが、
考えてみればスーパーに並んでいる
牛肉豚肉鶏肉や魚肉も
どこかで殺処分がされていますし
野菜だって生きていたものを引っこ抜くことで殺処分されているわけです。
生きている以上、自分も普段から
他の生命を残酷に奪ってるんだよな…と
改めて自覚させられます。
…いやしかし
あえて孵化直前まで育てる必要はあるのか…?
普通のゆで卵じゃ
だめだったのだろうか…?
そういや
昔タレントのベッキーさんが
バラエティ番組で海外のゲテモノ料理を食べていて
その時はタランチュラみたいな蜘蛛の唐揚げ(結構でかめのやつ)を食べていました。
嫌々ながらも食べているのを見て
プロだなぁと思いました。
ふと思い出しました。